☆ブロン依存からの脱却〜ブロン中毒☆
ブロン…それは甘くておいしい
禁断の果実に近いかもしれない。
コデインのとろけるようなマターリ、カフェインの比では無い
エフェドリンのシャキーン。
この
プチスピードボールがお手軽に薬局で手に入るのだから、恐ろしい。
私は幸いにも(後遺症は痛いが)ブロン中毒から脱却して7年程度経過した。
ここでは、私的のブロン依存脱却方法をあなたに伝授しようと思う。
少しでもブロン中毒から抜け出せれば、私も、嬉しい。
また、ブロンで受けた肉体・精神的ダメージのアフターケアについても語る。
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エスエス製薬の商品を麻薬だ!危険!などと批判するページではありません。
要は使い方の問題なんだ、というページです。
閲覧者にエスエス製薬関係者の方がおり、問題があると判断したならば
掲示板にご一報下さい。
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では…
●まずは、興味はあるがまだブロンODに手を出していない人達へ。
トップページから、「市販薬について」のページのブロンの項目を参照してもらいたい。
健常者であるが、ブロンで気持ちよくなるんならやってみたいかも。
こういった考え方をしてしまうこと自体に問題はあるが、
人生の中で、いつかは誰でも
ドラッグには一度は興味をもたれるもの。
その気持ちは分かる。
しかしその代償は計り知れない。
親からもらったその身体、下手をすると二度と取り返しのつかない身体になってしまうかもしれません。
もう一度よく考え直してみて下さい。
悲しむのは自分自身だけではないのです。
自分、家族、恋人、友人すべて失う可能性があります。
なんだかその辺に貼ってある、
薬物乱用は危険!ポスターみたいなこと言っていますが本当です。
ドラッグはあなたの人生を狂わせます。本当に廃人になる可能性があります。
私はブロンをドラッグとして使用し、急性腎不全になった上に、統合失調症になりました。
一時は自殺も本気で考え、ホームセンターで首吊り用の縄を購入したこともあります。
もう一度だけ言っておきます。
上記の内容は、ブロンに限らず市販・違法・脱法・合法すべてのドラッグに当てはまります。
ドラッグには快楽を生じさせる代わりに、自分の大事なものを奪います。
まだ手を出していない人は、やめておきましょう。
参照リンク:
赤城高原ホスピタル
http://www2.wind.ne.jp/Akagi-kohgen-HP/DR.htm
●週1〜2回程度(休日限定などで)で、一度に10T〜30TのブロンODをしている方
このレベルの中毒であれば、比較的容易に脱却することができると思います。
しかしながら、
脱却が容易なことからまたすぐにブロンODに手を染めることも多いかと思われます。
そこは注意です。
徐々に錠数を減らすなど、工夫をしてみてください。
基本は寝逃げです。
眠剤があれば、なお良いです。
●週3〜5回程度の中程度の中毒者
一度にODするブロンの量にもよりますが、20T×2〜3セットやったりしている人は
自力で止めるのは難しいと思われます。
心療内科(やぶが多いので注意)または精神科(危ない病院もあるので注意)にかかれるならば
薬物依存の専門の医療機関に行きましょう。
このレベルだと立派にブロン中毒と言えます。
・どうしても病院に行けない人
とにかく布団に横になっていましょう。ある程度中毒から抜けてくると
便秘→酷い下痢に見舞われることになるでしょう。
その際、下剤や下痢止めは使わない方が良いです。
薬物の離脱症状に自分判断の薬を使うことはあまり好ましくありません。
また、
ブロンの代替依存になりそうな薬は一切避けてください。
●毎日がブロン曜日の人(錠数問わず)
あなたは完全にブロンに依存しています。それを自覚してから脱却を決意してください。
まず最初のうちはブロンを少し飲んでいてもよいです。
(いきなり一日60T〜120T並の人が0Tにすると危険です。まずは離脱症状と闘う準備をします。)
薬局へ行ってください。買うものは…
・下痢止め
・大人用おむつ
・カロリーメイトなど、すぐに食べられる上に栄養がそこそこある食料
・大きなペットボトルのお茶、数本
です。後はこれが必要だっというものがあれば、ブロンを身体から抜く前に準備しておいて下さい。
私の体験談をふまえて、錠数の調節をします。
まずは最後にブロンを30T飲んで下さい。(毎日ブロン飲むけど15Tくらいだよって人は、その半分くらいで。)
その日は普通に過ごします。
そしてその日の内に、ブロンと決別する為に、残っているブロンを全て捨ててください。
心の準備も忘れないで。
「私は二度とブロンを乱用しない」と誓ってください。自分にでもいいですし、
家族や友人に宣言するのも良いです。
・翌日
とにかく寝ててください。次第に身体をちょっと動かすのも億劫になるでしょう。
下痢の症状がきたら、離脱症状が始まったサインです。
いつでもトイレへ行けるようにスタンバイしておいてください。おむつは保険です。はいておいてください。
・翌々日
個人差はあれど、倦怠感はあるが動けるという人は散歩に出るのも良いかもしれません。
ただしその際は下痢止めを服用してからにしてください。
・それ以降
辛い時はとにかく寝る!読書やゲームなど趣味に没頭するのも良いと思います。
お腹が空いたら用意してある食料を食べて下さい。お茶も適度にお飲みください。
・一週間以降
もうそろそろ離脱症状も治まってくる頃でしょう。
完全に抜けたら、ゴールイン!
お疲れ様でした。
スリップしないように、気をつけてくださいね。
・アフターケア
肝臓、腎臓、自律神経をいたわってください。
お酒はできれば一年間は飲まない方が良いです。(私が医師にそうアドバイスされました)
精神系の薬を服用する場合は、よく検査をしながら投与してもらってください。
おめでとうございます。
あなたは晴れて薬物依存という病から脱却しました。
本当に素晴らしいことだと思います。
自分で自分を褒めてあげて。美味しいものでも食べに行きましょう。
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☆私(しゃぶ)の場合
一日10Tから始め、約半年かけて10T→60Tになり
末期には、毎日がブロン曜日で、一日60T×1入れていました。(30T×2の場合もありました)
外を歩いていると、すれ違う人に、私は今変な表情をしていないか。
という妄想に常につかれるようになりました。
おそらくエフェドリン過多による統合失調症の予兆だったのだと思います。
これはまずいと思い、近場の心療内科へ行きました。
ブロンに薬物依存している旨を伝えると、ルボックス・ドグマチール・マイスリーという
抗うつ剤・胃薬・眠剤の1セットを処方してもらいました。
飲み始めはあまり効果が実感できず、ブロンを続けていましたが
一ヶ月くらいするとルボックスの効果が出てきて、ブロンを飲まなくても大丈夫になりました。
しかし今度は処方薬依存(ルボックス)になってしまいました。
それでもブロンを乱用し続けるよりはずっとマシだと診療内科医に教わりました。
たしかに、便秘も無く、食欲旺盛、持病の社会不安障害も軽度になりました。
ブロン乱用してしまっている人は、行けるなら医療機関にかかりましょう。
…
このページではこれ以上は細かく書きません。
興味のある方は、トップページから入院日記を読んでくれるとお分かり頂けると思います。
それでは、ブロンフリーな生活を。
2012/04/22 shabujirou
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